大会 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35
第36回大会
第35回大会
本年も日本電話相談学会第35回大会の開催についてお知らせする時期となりました。コロナ禍も3年目となり、現時点では私たちの生活も元に戻りつつあります。他学会の年次研究大会も参集あるいはハイフレックス形式(対面とオンライン同時に行う)での開催が散見される中、当学会第35回大会の開催形式につきまして、常任理事会で検討を重ねた結果、今回もオンラインにて開催することといたします。
決定の理由は、1)感染状況の予測がしにくい、2)全国各地からの参加者があり、オンラインの方が参加しやすいという声も多い、3)ハイフレックス形式は準備と当日のトラブル対応など準備委員会の負担が大きいことが挙げられます。今年こそは参集での大会を!と期待されておられた会員の方も少なくないと思いますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、35回大会テーマは「電話相談と性」としました。35回の研究大会の歴史のなかで「性」を取り上げたことはありませんでした。しかし、多くの電話相談機関において「性」にまつわる電話はかかっており、対応に苦慮される場合も少なくないでしょう。そして、電話であれば話せる、望まない妊娠や性暴力などの性被害、あるいはセクシュアルマイノリティなど、性にまつわるさまざまな課題を扱う電話相談も多く活動されています。そこで、性にかかわる電話相談の可能性と限界について議論を深めたいと考えました。オンライン開催ではありますが、初日は研究発表を軸に、基調講演とパネルディスカッション、2日目はワークショップと、今年度も会員のみなさま同士の交流と研鑽の場として、充実したプログラムを準備しています。ぜひ、多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
Ⅰ. 実施要領
1. 開催期日:2022年11月19日(土)・11月20日(日)
2. 開催方法:Zoomミーティングによるオンライン開催( Zoomミーティングの詳細は最後のページをご参照ください)
3. 大会テーマ:電話相談と性
4. 参加資格:日本電話相談学会正会員・日本電話相談学会機関会員(3名まで)・電話相談・オンライン( インターネット)相談に携わる非会員
5. 大会行事と日程
11月18日(金)
18: 00 〜 常任理事会
19: 00 〜 理事会
11月19日(土)
9:30 〜 10: 00 Zoom講習会
10: 00 〜 開会
10:15 〜 11: 00 研究発表
11:15 〜 12: 00 総会
12:00 〜 13: 00 昼食・休憩
13:00 〜 14: 30 講演
15:00 〜 17: 00 シンポジウム
11月20日(日)
9:00 〜 9: 20 Zoom講習会
9:30 〜 12: 30 ワークショップA ワークショップB
12:30 〜 13:30 昼食・休憩
13:30 〜 16:30 ワークショップC ワークショップD
6. 参加費
<大会参加費>
・正会員(事前申込のみ)3000円 ・機関会員(3名まで)3000円 ・非会員 4000円 ・ 学生 2000円
*オンライン開催のため、当日受付はできません。ご注意ください。
*機関会員は登録機関につき3名までの参加費です。4名以上参加される場合は、4000円の納入(非会員扱い)となります。
<ワークショップ参加費>1コースにつき
・正会員 2000円 ・機関会員(3名まで)2000円 ・非会員 3000円 ・学生 1000円
*予約参加のみとなります。
*大会とワークショップ、両方に参加する場合は、それぞれの参加費が必要です。
*事前に申込みいただいた参加費は参加を取り消された場合でも返金できません。ただし、インターネット環境によりご参加できなかった場合には、返金いたします。
Ⅱ.プログラム概要
2022年11月19日(土)
研究発表 10:00 〜 11:00 座長: 高木 総平 (中部学院大学)
総会 11:15 〜 12:00
*議決権はありませんが、機関会員の参加者のなかから、代表者の方には出席いただければとお願いいたします。非会員の方は出席できません。
昼休憩 12:00 〜 13:00
大会企画基調講演 13:00 〜 14:30
性に関する精神障害(仮)講師:針間 克己 (はりまメンタルクリニック 院長)
<企画意図>
性に関する考え方や行動は個人差があると思われ、特に電話相談では、その理解や判断には限界があると考えられます。一方、性に関する精神障害についての知識が十分ではない電話相談従事者も少なくないと思われます。性に関する相談について、電話相談にできることの限界はあるとはいえ、性にまつわる問題に係る精神医学的知識を学ぶ機会を持ちたいと考えました。
<お願い>
本講演は、事前録画を視聴する形式となります。そこで、講師の針間克己先生のご厚意により、事前に質問をお受けいたします。大会参加申込フォームに質問事項をお書きください。
大会企画シンポジウム 15:00 〜 17:00
性に関わる電話相談の現場から
<話題提供者>
1、望まない妊娠に関する電話相談 星子 由美子(にんしんS O Sふくおか:福岡県看護協会)
2、男性のための電話相談 福島 充人 (一般社団法人日本男性相談フォーラム)
3、L G B T Qに関する相談 安間 優希・安間 梓 (特定非営利活動法人 PROUD LIFE)
11月20日(日) ワークショップ ・・・ 詳細はⅤ.ワークショップ をご覧ください。
Ⅲ.大会参加申込み
事前参加申込みのみ、Google Formからの受付となります。当日参加はできませんので、ご注意ください。Google Form は以下からアクセスしてください(日本電話相談学会ウェブサイトからもアクセスできます)。
<申込フォーム>
<参加費のお支払い方法>
以下の口座に参加費用を納入してください。参加費用納入の確認を持って事前参加申込完了となります。
銀行名 みずほ銀行
支店名 経堂(きょうどう)
種別 普通
口座番号 1217637
口座名義 日本電話相談学会
<申込み締切日>
事前申込期限(振込完了)は 2022年 9 月 30 日(金)です
Ⅳ.研究発表申込み
1.研究発表の要件
・筆頭発表者は、正会員であること。連名発表者は機関会員でもよいが、大会参加する3名までとする。
・発表者(連名発表者を含む)は開催年度を含む年度会費および大会参加費を所定の期日までに納入済みであること。
2.研究発表の内容
電話相談、インターネット相談に関する事例・調査・実践活動についての研究です。電話やインターネットへの意識など、基礎的研究も含まれます。
3.研究発表申込の登録
研究発表申込書をダウンロードし必要事項を記載して、メール添付soudangaku@gmail.comでお申込みください。その後、研究発表原稿をご提出いただきます。
研究発表申込期限は 2022年 9月 30日 (金)《必着》
4.研究発表論文集原稿の作成
「研究発表申込書」にてお申込みいただいた方に、「研究論文集原稿」のレイアウト済みファイルをお送りいたします。レイアウトを変更しないように作成し、送信してください。なお、掲載様式を統一するために書式を整える場合がありますので、ご了承ください。
発表論文集原稿期限は 2022年 10月 10日(月)《必着》
5.研究発表論文集原稿作成にあたって
<倫理的配慮>
大会研究発表のみならず、電話相談・インターネット相談の実践活動において倫理を遵守していることが大切です。対象者・関係者・組織・機関の人権や尊厳が傷つけられることのないよう留意してください。可能な限り、対象者および所属機関の了解を得るようにしてください。オンライン開催のため、事例研究はお控えいただきますようお願い致します。
<論文作成の注意点>
・原則として,事例研究の場合は「はじめに,事例の概要,面接経過,考察」、調査研究,実践研究の場合は「問題と目的,方法,結果,考察」の形式としてください。
・倫理的配慮と形式を踏んでいるかの観点から準備委員会が査読を行います。原稿の修正を求めることがありますのでご了承ください。
6.研究発表お申込・お問い合わせ先
日本電話相談学会大会事務局 E-mail :soudangaku@gmail.com
Ⅴ.ワークショップ
*ワークショップのみご参加の方のために、Zoom講習会を9:00~9:20に行います。午後のワークショップご参加の方(必要な方のみ)も、9:00~の講習会にご参加ください。
*午前1コース/午後1コース、計2コースまで申し込み可能です。
午前コース 9:30〜13:30
A ひきこもりに関する基礎知識と支援の実際 齊藤 和貴(東京家政大学 特任講師)
本ワークショップは、近年の社会問題の一つとして注目を集めている「ひきこもり」について学び、実際に電話相談を受けた際に安心して対応できるような技術を身につけることを目的としています。当事者やそのご家族についての理解を深めるとともに、実際の相談はどのようなものが多いかについて確認していきます。また、そうしたひきこもりに関連する相談に対応する際に知っておくと役に立つ知識や理解の枠組みについて学び、実際に電話相談を受けた際に安心して対応できるためのスキルを身につけていきます。
B 交流分析の理論と実践―対人援助に活かすためのヒントー 田副 真美(ルーテル学院大学 教授)
交流分析(Transactional Analysis:以下TA)は、米国の精神医学者エリック・バーン(Berne,E.)によって創始されたパーソナリティ理論であり、その理論による心理療法です。わが国では、心身医学領域で心理療法の一つとして発展してきましたが、現在ではそのわかりやすさ、使いやすさから医療現場のみならず、教育現場、企業・産業現場、司法矯正の場あるいは日常生活の場などで広く利用されるようになっています。ワークショップでは、TAの概要をお話するとともに対人援助の現場での活用についてお話をいたします。また、参加の皆様にもエゴグラムなどの体験をしていただきます。
午後コース 13:30〜16:30
C 電話相談の基礎‐聴く技術「黙って聴く・賛成して聴く」 杉山 雅宏(東京家政大学 教授)
電話相談では、悩みを話して、悩んでいる自分に賛成してもらえると、話し手は自分を責める気持ちが小さくなります。「こんな自分でもいいのだ」と思えるからです。やっと繋がった電話相談で、楽になるのは、世界を代表して賛成してもらえるからではないでしょうか。このコースでは、話し手が安心して自由に自分を語れるようになるための聴く技術について学びたいと思います。具体的には、「黙って聴く」「賛成して聴く」、この2点について、事例を紹介しながら聴く技術についての学びを深めていきたいと思います。
D 電話相談における児童虐待対応 川端康尋(ダイヤル・サービス株式会社)
児童虐待対応件数は上昇し続けています。件数の増加は当事者である子どもや当事者家族からの訴えのしやすさ,当事者家族の周囲からの『見守り』が増えている証とも考えることができます。子ども,家族,周囲の方々が電話で相談することを選択し,その1本の電話対応が虐待を発見することに繋がり,家族の支援にまで結びつくことがあります。一本一本の電話で何ができるのか,様々な状況把握やアセスメントをしながらの対応が求められます。本ワークショップでは児童虐待の要因を整理し,子どもや家族などの通告者対応について,プレゼンテーションとワークを通して学ぶ機会にしたいと思います。
Zoom接続について
Zoomミーティングとは、パソコンやスマートフォンを使って、会議などをオンラインで開催するために開発されたアプリです。セキュリティは ZOOM 社が保証していますが、100%ではないこともご理解ください。Zoomミーティングには、パソコン(カメラ付き)、タブレット、スマートフォンから、事前にお知らせするURL(リンク)にアクセスすることにより参加することができます。
Zoomミーティングのリンクは、参加費振込を確認した各参加者宛に、11月14日以降に学会アドレスより、メールで送信いたします。
この情報は振込を確認できた参加者のみにお知らせするものです。情報の管理にはくれぐれもご注意いただきますようお願いいたします。
*スマートフォンで参加する方は、事前にZoomミーティングのアプリをダウンロードしておくことが必要です。
*勤務先等で複数の方が1台のパソコンでZoomに参加することによって、「密」な状態が作られることは避けていただきたいと考えます。そうした事態からの「感染」があった場合、学会として責任を負うことはできませんこと、ご理解ください。
アクセスされた際のお願い
・参加申込をされたアカウント・お名前の表記でアクセスしてください。参加申込者以外の方が本大会Zoomにアクセスすることは厳禁です。
・お名前の表示を「お名前(ご所属)」のように設定してください。
・可能な限り、安定したインターネット環境、プライヴァシーの守れる環境でのご参加をお願いいたします。
・「ビデオ画面はオフ」「音声をミュート(消音)」でご参加ください。発言される際には「音声のミュートを解除」し「ビデオ画面をオン」にしていただきますようお願いいたしますが、その際、背景も映り込みますので、ご自身のプライヴァシーの保護にお気を付けください。
・ただし、ワークショップにおいてブレイクアウトルームを使用する際には、「ビデオ画面オン」「音声のミュートを解除」いただけると、お話し合いがしやすいです。
・発言はしにくいけど質問したい、という場合には「チャット」をご使用いただけます。
・録音・録画は禁止です。
Zoomの接続・操作に不安のある方へ
1)メールでお知らせするURLをクリックすると、パソコンの場合にはZoomアプリがインストールされていない場合でも、自動的にインストールされます。
2)「ミーティングに参加」をクリックするとパスワード(メールのなかに記載されています)を求められるので、打ち込んでください。
3)「コンピューターでオーディオに参加」をクリック。 ・・・接続成功! のはずです。
https://zoom.us/test でZoomへの接続を事前にテストすることが出来ます。必要に応じてご活用ください。
4)事前Zoom練習は実施しません。もし、不安がある場合には、soudangaku@gmail.comまでメールをください。
出来る範囲でお手伝いします。学会当日の電話サポートはありません。学会当日のご連絡はsoudangaku@gmail.comにお願いいたします。
第34回大会
11月7日(土)、8日(日)webにて開催予定
第34回大会プログラムに特別企画が追加されました!
特別講演「カンニング竹山さん電話相談を語る」
カンニング竹山さんに、電話相談を語っていただきます。
*事前に収録した講演を視聴します。後日配信はありません。
日本電話相談学会第34回大会のご案内
本年の日本電話相談学会第34回大会の開催については、常任理事会で検討を重ねた結果、
昨年度同様、オンラインにより開催することといたします。
オンライン開催にはまだ馴染みのない会員もおられるとは存じますが、
大会準備委員会(常任理事会)も可能な限り、会員のみなさまをサポートしつつ、
実りある大会にするよう努力いたしますので、どうかご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。
大会テーマは「若者の自殺と電話相談」としました。
新型コロナに影響で、皆様ご存じのように、女性や若者の自殺が増加しております。
自殺の多くは、複合的な悩みや課題が連鎖する中で、「もう生きられない」「死ぬしかない」と、
追い込まれた末に亡くなっているのだといわれています。
しかし、自殺と言っても、自ら積極的に命を絶っているのではありません。
もう生きていくことができないと、追い詰められた末に自殺で亡くなっているのです。
自殺をタブー視するのではなく、もっと社会的な問題として、みんなで考えていく必要があると思います。
教育の在り方や自殺に対するメディアの扱い方など、社会として見直す問題がたくさんあるのではないでしょうか。
「死にたい」と言いながらも電話相談員と必死につながろうとする人たちの声は、自分らしく生きることの難しさを訴えているのかもしれません。
若者が、生きてみようか、生きる道を選ぶようなつながりをどのようにして紡ぐべきか、未解決の課題は無限に広がります。
皆さんとともに考えていければと思います。
オンライン開催は、新型コロナウイルス感染症の開催時の感染状況はもとより、天候に左右されることがないという利点もあります。
全国の会員のみなさまには、お家に居ながらリラックスしてご参加の上、活発な議論ができることを願っております。
Ⅰ. 実施要領
1. 開催期日:2021年11月6日(土) 11月7日(日)
2. 開催方法:Zoomミーティングによるオンライン開催(Zoomミーティングの詳細は後述)
3. 大会テーマ:若者の自殺と電話相談
4. 参加資格
・ 日本電話相談学会正会員
・日本電話相談学会機関会員(3名まで)
・ 電話相談・オンライン( インターネット)相談に携わる非会員
5. 参加費
<大会参加費>
正会員(事前申込のみ) 3000円
機関会員(3名まで) 3000円
非会員 4000円
学生 2000円
*オンライン開催のため、当日受付はできません。ご注意ください。
*機関会員は登録機関につき3名までの参加費です。4名以上参加される場合は、4000円の納入(非会員扱い)となります。
<ワークショップ参加費>
1コースにつき 正会員 2000円 機関会員(3名まで)2000円
非会員 3000円 学生 1000円
*予約参加のみとなります。
*大会とワークショップ、両方に参加する場合は、それぞれの参加費が必要です。
*事前に申込みいただいた参加費は参加を取り消された場合でも返金できません。
ただし、インターネット環境によりご参加できなかった場合には、返金いたします。
Ⅱ.プログラム概要
2021年11月6日(土)
Zoom講習会 9:30 〜 10:00
特別講演 10:15 ~ 11:15
「カンニング竹山さん電話相談を語る」
*事前に収録した講演を視聴します。後日配信はありません。
詳細は、これからお送りするプログラムをご確認ください。
総会 11:30 〜 12:00
昼休憩 12:00 〜 13:00
大会企画講演 13:00 〜 14:30
演題:人生で一番悲惨なことは、酷い目に遭うことではなくて、一人で苦しむこと
講師:市来 真彦(東京医科大学准教授)
シンポジウム 15:00 〜 17:00
テーマ:コロナ禍における若者の自殺と電話相談―人とつながり自分らしく生きることを伝えたい―
【趣旨】
若い人たちからは、『死にたい』というより、『消えたい』『もう生きていたくない』といった声を多く聞きます。
まさに、死にたいのではなく、生きていることをなくしたい、その手段として自殺を考えるということなのだろうと思います。
自分がやりたいことよりも『どうすれば周りに評価されるか』を気にしなければならない中で『過剰適応』を起こし、
それを続けている内に、何のための自分なのか、自分が一体何者なのかが分からなくなっていくという悪循環に陥ってしまっているのではないかと感じます。
急増する若者の自殺は、「自分らしく生きることの難しさ」を物語っているのではないでしょうか。
自殺ではなく生きる道を選ぶようになるかかわり、つながりを私たちは模索していく必要があるのではないでしょうか。
自殺を個人ではなく社会の問題としてとらえ、多方面から若者にアプローチをしていく必要があるのではないでしょうか。
【話題提供者】
1.相馬誠一(東京家政大学大学院客員教授・東京家政大学名誉教授)
子どもたちの自殺の背景を調査し、いのちと死の授業(小学校・中学校・高等学校)で
自殺予防教育を実践・推進されているお立場から、子どもの命を守るための自殺予防教育について、
現状と課題について話題提供をしていただきます。
2.辻 孝弘(東京医科大学 学生・職員健康サポートセンター 学生生活コンシェルジュ)
コロナ禍においては、「大学に学生がいない」という、かつて経験したこのない、
奇妙な体験を学生支援担当者は目の当たりにし、当惑されたと思います。
そのような状況下で、大学職員があえて“おせっかい”な人になり、
電話を交流ツールとした学生支援の実践から見えてきた課題をお話していただきたいと思います。
3.法眼 裕子(日本臨床心理士会支援事業部)
コロナ禍において、電話相談のニーズが高まったことは確かです。
自殺予防対応を含め、若者の利用が増えていることも事実です。
様々なお立場で電話相談支援を統括するお立場から見えてくる、
現状と課題について話題提供をしていただきたいと思います。
【司会進行】杉山雅宏(埼玉学園大学)
11月7日(日) ワークショップ ・・・ 詳細はⅤ.ワークショップ をご覧ください。
Ⅲ.大会参加申込み
事前参加申込みのみ、Google Formからの受付となります。当日参加はできませんので、ご注意ください。
GoogleFormは以下からアクセスしてください
https://forms.gle/58nrCbcAgwLtFSxh7
第1号通信とはがきでご案内したURLが間違っておりました。
以下のとおりとなっております。
https://forms.gle/au4kT5AKA3ZGNKZe6
<参加費のお支払い方法>
以下の口座に参加費用を納入してください。
参加費用納入の確認を持って事前参加申込完了となります。
銀行名 みずほ銀行
支店名 経堂(きょうどう)
種別 普通
口座番号 1217637
口座名義 日本電話相談学会
<申込み締切日>
事前申込期限(振込完了)は 2020年 10月20日(水)です
Ⅳ.研究発表申込み
1.研究発表の要件
・筆頭発表者は、正会員であること。連名発表者は機関会員でもよいが、大会参加する3名までとする。
・発表者(連名発表者を含む)は開催年度を含む年度会費および大会参加費を所定の期日までに納入済みであること。
2.研究発表の内容
電話相談、インターネット相談に関する事例・調査・実践活動についての研究です。
電話やインターネットへの意識など、基礎的研究も含まれます。
3.研究発表申込の登録
研究発表申込書をダウンロードし、必要事項を記載して、メール添付にてお申込みください。
その後、研究発表原稿をご提出いただきます。
研究発表申込書提出先soudangaku@gmail.com
研究発表申込期限は 2021年 8月 31日(火)《必着》
4.研究発表論文集原稿の作成
「研究発表申込書」にてお申込みいただいた方に、
「研究論文集原稿」のレイアウト済みファイルをお送りいたします。
レイアウトを変更しないように作成し、送信してください。
なお、掲載様式を統一するために書式を整える場合がありますので、ご了承ください。
発表論文集原稿期限は 2021年 9月 10日 (金)《必着》
5.研究発表論文集原稿作成にあたって
<倫理的配慮>
大会研究発表のみならず、電話相談・インターネット相談の実践活動において倫理を遵守していることが大切です。
対象者・関係者・組織・機関の人権や尊厳が傷つけられることのないよう留意してください。
可能な限り、対象者および所属機関の了解を得るようにしてください。
オンライン開催のため、事例研究はお控えいただきますようお願い致します。
<論文作成の注意点>
① 原則として,調査研究,実践研究の場合は「問題と目的,方法,結果,考察」の形式としてください。
② 倫理的配慮と形式を踏んでいるかの観点から準備委員会が査読を行います。
原稿の修正を求めることがありますのでご了承ください。
6.研究発表お申込・お問い合わせ先:日本電話相談学会大会事務局 E-mail :soudangaku@gmail.com
Ⅴ.ワークショップ
*ワークショップのみご参加の方のために、Zoom講習会を9:00~9:20に行います。
午後のワークショップご参加の方(必要な方のみ)も、9:00~の講習会にご参加ください。
*午前1コース/午後1コース、計2コースまで申し込み可能です。
午前コース 9:30 〜 12:30
A 電話相談の基礎・基本―電話相談における自死予防入門―
杉山雅宏(埼玉学園大学人間学部心理学科教授)
電話というツールでアクセスする人は、来所相談につながる人よりも、
問題解決に向かうことにより困難を抱えている人と考えることができます。
コロナ禍においては、「死にたい」「消えたい」「生きる意味がわからない」と訴える人が多く、
残念ながら自殺者も若者を中心に増えています。
「孤立」が自殺のキーワードです。気づきと絆で自殺を予防していくために電話相談の果たす役割は大きいと思います。
そこで、今回の研修では自死に関する基礎知識と電話相談(電話相談における自死支援、
リスクアセスメント、自死に関する相談の終え方など)について、皆さんとともに学んでいきたいと思います。
B はじめてのナラティヴ・アプローチ~希望をつなぐ会話実践~
奥野 光(二松学舎大学学生相談室)
ナラティヴ・アプローチは、相談者に敬意を払い、その人の力を弱めることなくその人の人生の構築を促進していこうとする実践です。
また、その人自身にその人の人生を生き抜いていくことのできる技術や資源が豊富にあると考えて会話を紡いでいきます。
ナラティヴ・アプローチの中心には、人が人生において抱える問題をその人の内側に配置させること、
その人そのものを問題とすることを許さない原則ないしは哲学があります。そ
れを端的に表現しているのが「外在化」という会話の方法です。
ワークショップでは、外在化する会話を中心にして、プレゼンテーションとワークからナラティヴの会話に触れていただきたいと思います。
午後コース 13:30 〜 16:30
C 「鬼滅の刃」に学ぶ自己効力感とレジリエンス
井島由佳 (大東文化大学社会学部助教)
老若男女に人気を誇る「鬼滅の刃」は、いまや国民的マンガと言っても過言ではありません。
一世風靡したのはアニメ化・映画化がきっかけですが、それだけでは説明のつかない盛り上がりです。
様々な要因がありますが、なかでも作品に表現される他者貢献とレジリエンスの高さが多くの人を感動させました。
そこで、「鬼滅の刃」に登場するキャラクターから自己効力感とレジリエンスを学び、
生活や仕事に活かすヒントを学んでいきたいと思います。
この物語には、他者のために諦めずに命懸けで目的を果たしていく姿が描かれています。
価値観の多様化で、共通の視点が無くなっているように見える昨今ですが、
悩み苦しむ若者たちが「『鬼滅の刃』に救われた」という所以を考えていきたいと思います。
D 電話相談のスーパービジョン
岩田 淳子(成蹊大学文学部教授)
日々の電話相談を相談者にとって意味のある良質な相談とするためには、
電話相談専門職としてふさわしい能力をもつことが大切であることは言うまでもありません。
その不断の研修機会の一つに、スーパービジョンがあります。
スーパービジョンにより、その専門性が一定の基準に達していることを知り、専門性をより向上することができるでしょう。
本ワークショップでは、スーパービジョンを担う立場にある相談員の方、
また機関内でグループスーパービジョンを行いたいと考えている方を対象に、
スーパーバイザーとしてのトレーニングを行うことが目的です。スーパービジョンについての基本的な講義と実習により構成します。
Zoom接続について
Zoomミーティングとは、パソコンやスマートフォンを使って、
会議などをオンラインで開催するために開発されたアプリです。
セキュリティは ZOOM 社が保証していますが、100%ではないこともご理解ください。
Zoomミーティングには、パソコン(カメラ付き)、タブレット、スマートフォンから、
事前にお知らせするURL(リンク)にアクセスすることにより参加することができます。
Zoomミーティングのリンクは、参加費振込を確認した各参加者宛に、
10月23日以降に学会アドレスより、メールで送信いたします。
※この情報は振込を確認できた参加者のみにお知らせするものです。
情報の管理にはくれぐれもご注意いただきますようお願いいたします。
*スマートフォンで参加する方は、事前にZoomミーティングのアプリをダウンロードしておくことが必要です。
*勤務先等で複数の方が1台のパソコンでZoomに参加することによって、
「密」な状態が作られることは避けていただきたいと考えます。
そうした事態からの「感染」があった場合、学会として責任を負うことはできませんこと、ご理解ください。
アクセスされた際のお願い・・・当日の講習会でもご説明いたします。
・お名前の表示を「お名前(ご所属)」のように設定してください。
・可能な限り、安定したインターネット環境、プライヴァシーの守れる環境でのご参加をお願いいたします。
・「ビデオ画面はオフ」「音声をミュート(消音)」でご参加ください。
発言される際には「音声のミュートを解除」し、
「ビデオ画面をオン」にしていただきますようお願いいたしますが、
その際、背景も映り込みますので、ご自身のプライヴァシーの保護にお気を付けください。
・ただし、会員交流会( ブレイクアウトルーム)では、
「ビデオ画面オン」「音声のミュートを解除」いただけると、お話し合いがしやすいです( 無理に、とは申し上げません)。
・発言はしにくいけど質問したい、という場合には「チャット」をご使用いただけます。
・録音・録画は禁止です。
Zoomの接続・操作に不安のある方へ
1)メールでお知らせするURLをクリックすると、
パソコンの場合にはZoomアプリがインストールされていない場合でも、自動的にインストールされます。
2)「ミーティングに参加」をクリックするとパスワード(メールのなかに記載されています)を
求められるので、打ち込んでください。
3)「コンピューターでオーディオに参加」をクリック。 ・・・接続成功! のはずです。
https://zoom.us/test でZoomへの接続を事前にテストすることが出来ます。必要に応じてご活用ください。
事前Zoom 練習について
10月27日(水)19:00-20:00と10月31日(日)11:00〜12:00(同じ内容です)に、
上記の本番と同じURLで 接続が出来るようにしておきます。
事前の接続確認にご活用ください。どうしてもつながらない場合は、
soudangaku@gmail.comまでメールをください。出来る範囲でお手伝いします。
学会当日の電話サポートはありません。学会当日のご連絡はsoudangaku@gmail.comにお願いいたします。
以上
第33回大会
2020年12月 オンライン:遠隔相談としての電話相談・SNS相談の可能性
第32回大会
2019年11,12月 東京:「暴力」と電話相談
第31回大会
2018年11月 東京:電話相談とオンライン相談
第30回大会
2017年10月 東京:電話相談の専門性と未来
第29回大会
2016年 9月 北海道:こころの貧しい時代に生きる
第28回大会
2015年11月 東京:ネット社会における電話相談
第27回大会
2014年12月 長野:子育て・教育と電話相談
第26回大会
2013年11月 茨城:いじめと電話相談
第25回大会
2012年10月 東京:子どもの虐待と電話相談
第24回大会
2011年 9月 東京:震災と電話相談
第23回大会
2010年 7月福岡:電話相談は何処に行く~相談者・相談員・メディアの変容の中で~
第22回大会
2009年 8月京都:効果的電話相談を目指して
第21回大会
2008年 9月 仙台:電話相談道を探るー未知の絆を求めてー
大会案内
第20回大会
2007年10月 大分:電話相談員の癒しと資質向上
大会案内
第19回大会
2006年10月 東京:こころを伝える電話相談
第18回大会
2005年10月 金沢:電話相談の広がりと深まり―電話で、生きる希望と力を起こせるか―
第17回大会
2004年10月 松山:電話相談の新たな地平を求めて―様々な電話相談の立場から―
第16回大会
2003年10月 水戸:心の悩みと電話相談―高度専門化する心のケアの時代におけるその役割―
第15回大会
2002年 9月 札幌:人が人を支える
第14回大会
2001年12月 山形:新しい世紀の電話相談を拓くために
第13回大会
2000年10月 新潟:電話相談員の専門性を高めるために
第12回大会
1999年 9月 東京:電話相談の多様な展開 ―その共通性と独自性―
第11回大会
1998年 9月 名古屋:臨床活動における電話相談
第10回大会
1997年10月 東京:コミュニティケアと電話相談
第9回大会
1996年 9月 仙台:電話によるコミュニケーション ―その光と影―
第8回大会
1995年10月 福岡:地域福祉に生かされる電話相談
第7回大会
1994年10月 神奈川(御殿場):電話相談の新しい課題
第6回大会
1993年11月 奈良:相談にみるふれあいの喪失とその回復
第5回大会
1992年10月 名古屋:電話相談への期待と社会的責任
第4回大会
1991年11月 金沢:電話相談と社会的援助資源との連携
第3回大会
1990年 9月 横浜:地域の中の電話相談
第2回大会
1989年 9月 東京:電話相談担当者の資質をめぐって
第1回大会
1988年 9月 横浜:今なぜ電話相談なのか
行事
2008年
7月~11月 電話相談スーパーバイザー養成北陸ワークショップのご案内
6月 電話相談京都ワークショップ
2007年
10月~08年2月 仙台ワークショップ 電話相談スーパーバイザー養成ワークショップ
6月~7月 電話相談京都ワークショップ
2006年
11月~07年3月 電話相談スーパーバイザー養成セミナー
6月~7月 電話相談京都ワークショップ
3月 東北ブロック 仙台一日ワークショップ